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昔の住まい、現代の住まい

 「日本の住まいは夏を旨とすべし」とよく言われてきました。

 蒸し暑い夏を快適に住まうために、日本の住まいは夏を中心と考えるべきだということです。伝統的な日本の住宅は、夏を意識して間の戸(窓)によって開放な構造にされてきました。そのため夏における通風は当然のことながら良く、冬にも寒さえ我慢すれば室内の空気は自然と入れ替わっていました。

 昔の住宅は天井も高く、強い風が吹くと隙間を通じて風が音を立てて入って来たものでした。真冬には囲炉裏で木炭を真っ赤になるほど焚いても、火鉢の炭火や七輪の練炭も、現在の石油ストーブやガスストーブとは比較にならないほど一酸化炭素中毒の発生量は多いにもかかわらず、一酸化炭素中毒になるなどの心配はありませんでした。それだけ昔の家は、閉め切っていても隙間から自然に空気が入れ替わっていたわけです。また、昔の家は熱伝導率の高い素材、例えば鉄やアルミ、ガラスなどを使用していなかったので結露の発生も余り気にすることなどはありませんでした。

 まさに夏を重視し、冬の温度については快適さを犠牲にし、住宅の住み良さや寒さに対しては殆ど無防備だったのです。

 多量のエネルギーを消費することなく、自然に換気が多くされていたような時代では伝統的な住宅でも良かったかも知れません。しかしながら、現代の住宅は地球の環境破壊を防止するという観点から、環境を保全しつつ循環型社会に対応するためにエネルギー消費の少ない住宅でなれければなりません。しかも人にとっての快適性を両立させる必要があります。

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